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『祭り』終わって [歌人生]

今年も川越祭りがやってきました。といっても『祭り』を実際に見たのは過去に3回だけ、最初はもう30年以上前の話。その後は一人になってからですから、去年と今年ということになります。
しかし今年はちょっと訳が違います。何故ってその川越祭りがまさに目の前で見られる場所に私は暮らしていたのです。
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人生とは本当に予測不能なことが起こります。『川越』という土地に縁したのは、ずっと昔になります。遠い日のエピソードなのです。最初は女学生になった年、(私立中学の1年生)。同級生に誘われてĪさんの家に友人3人で伺った時です。家は本川越駅の目の前でした。西武線に乗ってきた筈。
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その10数年後の昭和50年、今度は自宅を隣の家地主さんから土地を交換して欲しいとの話がでたのです。移転先は、その地主さんの実家がある『川越』、でも母は見知らぬ土地だと言って断りました。しかし縁とは摩訶不思議。その数年後今度は区画整理で、家が交差点の真ん中になってしまう計画が都から示されました。
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東京から離れがたかった母でしたが、ペンシルビルになるなら、広い土地の方が。そんな理由で移転したのが川越でした。しかし川越といっても実施は川越駅からは2つ目の『霞が関』という場所だったのです。
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そして40年の歳月がたったとき、母親も、川越に来てから結婚した夫も亡くなり、私はたった一人。夫の残した負の遺産に押しつぶされながら暮らしていました。紆余曲折の末になんと今度の移転は…、そうなのです。川越駅が目の前かと思われるほどの場所でした。まさに奇跡です。

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そして10月が来て『川越祭り』の日を迎えました。早朝からすこし興奮していた私、お囃子の音が聞こえたとたん、カメラを持って飛び出しました。数軒先の角に山車が来ていたのです。行列の方に『撮ってもいいですか?』と尋ねると笑顔で答えて下さいました。ああ、この穏やかな笑顔、私はもう何年も見たことがありませんでした。
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そして駅近くの特設ステージで毎年開催される楽しい催しに参加させて頂きました。これは飛び入りでカラオケを楽しんでいただくのですが、このステージで3時間ほど司会と歌を披露させていただきました。お客様の熱唱の合間には私へのリクエスなどもいただいたりと。デビュー以来続けてきたミニミニライブを思い出しました。

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2日間に亘った川越祭り、昨夜は興奮冷めやらぬまま、深夜までこの幸せをかみしめていました。そして眠れぬ夜はコレ! そう、気になっていたWinndous10のインストールを。時間はすこしかかりましたが今のところかなりスムーズに動き、使い勝手もいいです。キーボードの反応までもが良くなった気がします。

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だ一つ心残りは、今年こそはと思っていた川越祭りの『曳っかせ』のシーンに居合わせられなかった事、とても残念でした。これは例年の楽しみにとっておきましょう。
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こうして初めて川越祭りの興奮を身近で見聞き出来た私。自分自身の境遇と相まって眼がしらに熱いものがこみ上げっぱなしでした。。人生って、本当に人生って! 嬉しいものですね。今日より明日へ、さて今度はどんな出逢いがまっているのでしょうか?祭りの明日は達成感と、何とも言えぬ哀愁。きっとこれがまた来年に向かう原動力となるのでしょうね。

夢の続き [夢半ば]

2012年8月、まさかの出来事が起こりました。30年連れ添った夫が急逝。それ以降の日々は信じ難い事の連続、辛いと言うより不思議で不思議でたまりませんでした。クライマックスは夫が書いたと言う念書(サインはありません、文字も夫の筆跡ではありません)が証拠として出され、ジ、エンド。あの書面は一体誰が書いたのでしょうか?現在でも不明です。
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そしてあれからもう三年という月日が経ち、私は今とても幸せです。ぐっすり眠った後は穏やかな朝がまっています。縁側の向こうには大好きな紫陽花の木もあります。梅雨の時期にはきっと…。あれやこれや目新しい景色の中で新鮮な感動にも出会います。人生の黄昏になってもまだするべき仕事にも恵まれ、思いがけない展開になりました。
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子供の頃の話になりますが、全く苦労を知らなかった2,3歳の頃から、『今に見て居ろ僕だって』という童謡の一節が私の口癖だったそうです。勿論聞き覚えたばかりの言葉が自然い口をついたのかも知れませんが…。しかし成人しても私の心にはいつもその言葉が住み着いていました。
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この言葉今にして思えば、負けず嫌いな性格なのか知ら?とも思いますが、そうで無い部分もあるのです。この言葉は自分への暗示、言い換えれば応援の言葉なのです。こうもしないと元来がのんびり屋で万事のろまだった私。競走社会ではまったく生きて行けない人間になっていたのかも知れません。
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営業畑を歩いた日々が長かったのですが、どうにか満足できる軌跡が残せたと思っています。そして今、全く畠の違う『歌の指導者』として忙しい日々を送っています。『歌の道』への方向転換がなされたのは、2009年の歌手デビューでした。もちろん全く見知らぬ世界で起こる事柄はとてもエキサイティングで楽しかったですが、今は歌の講師という立場に、とても生き甲斐を感じています。
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<歌は世につれ>などと良く言われていますが、確かに自分の過去を振り替えてみると時々に流行った歌の向こうに、その時代の自分があります。振り返る過去が沢山ありますが、その中でもまだ色冴え冴えと強く残る思い出には案外『歌』がぴったり寄り添っていたりするものですね。

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 昨年秋から川越に開講した歌謡教室も2年目に入りました。レッスンスンに来て下さる受講者さんに支えられて今日まで来ました。勉強の合間、生徒さんとの愉しいティータイムも私の宝です。こうしてあの辛く悲しい日々の事がどんどん忘却の彼方になりました。

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毎日、朝のひと時にはこれからの夢に向かって思いを馳せる私ですが、歌を通して何ができるのか、真剣にしなやかに考えている所です。もう見る事が出来ないと思っていた夢の続きが見られたのですから、微力かも知れませんが、持てる力を惜しみなく使って生きてゆおうと思っています。

猫心 [猫]

三毛猫の福三ちゃん、もう3歳になりました。元来大人しい仔ですが、こう毎日留守番ばかりでは外が気になって仕方がないようです。そうした寂しさを補う為にソックス投げをして遊んであげます。この遊びは代々の猫が大好きで、上手にジャンプしてまた投げ返して来ます。
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猫と暮らすようになってから気が付けば20年余りが過ぎました。それまでは小型のマルチーズやトイプードルだったので、最初は戸惑いました。しかし猫も犬同様、愛情深い動物だと分りました。先のトラ吉の死もすべて私の事を考えてた彼の選択だった気がします。重病ではありましたが、気力もしっかりしていて苦しがる様子もなかったのに、或る夜私に最後に別れを告げた後、そのまま息絶えました。
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その頃、転居を考え出した私が、猫達の事で先に進めなくなっていた事を彼は知っていたのです。それでまだ若い福三ちゃんに私を託して一人逝ったのです。私の心の重荷を軽くしてくれたのでした。もうあれから半年近くが経ちました。そのいきさつを知るや知らぬや、押し入れに仕舞われた小さな骨壺に、福三ちゃんは特別の愛着がある様子。自分で襖を開けては骨壺に体を擦り付けています。
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私達人間と猫や犬、言葉は違うけれど、何となく解りあえるし、お互いに思いやる心も持っています。でも考えれば先の不安も。それはまだ3歳の福三ちゃん天寿をまっとうするのは推で15、6年後、その時私は?
まあ考えてもせんない事。生きると言う事は、人間も動物も天から預かった命だと、しみじみ思う私です。


『一喜一憂』 [黄昏に向かって]

そんな事で『一喜一憂』するなんて大人気ない! 良く使われる言葉です。そうなのです、本当に私って大人気ないのです。それでも高齢者と言われると本気で腹が立ちますけれど、その資格は充分なのです。
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その高齢者ゆえの悩みかどうかは定かではありませんが、家の中での探し物は始終です。メガネや財布は日常茶飯、人の名前もすぐ忘れますし。日々それの繰り返しです。そこで、こんな風になってしまって、もう生きて往く資格が無いのかしら…、誰からも相手にされず孤独で死んでゆくのかしら?等々考え、ますます一喜一憂しています。
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若かりし頃の私は猪突猛進タイプ、悩む事より先に進むことが大切でした。その気性は今でも変わりませんが、気持ちだけが空回りです。その上、成功事例の甘美さだけが脳裏にこびりついているものですから、傍から少しでも嫌味を言われたり、小言を云われると落ち込んでしまってなかなか戻れなくなってしまいます。
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たしかに『まさかの人生の最終章』になてしまったのですから、穏やかそうに見えても内心では不安も一杯ですし、地域に溶け込むにももう少し時間がかかりそうです。その上、家の中での探し物が増えました。
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昨日も半日かかって探し物。大切な資格証明書が見当たらないのです。家中を探し回りましたが、失せ物は出て来ません。小さいものですから、最近の視力ではあっても探せないのかも知れません。
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この繰り返しの中で一喜一憂していたら、本当に身が持たなくなってしまいますよね。そこで私考えたのですが、少々格好が悪くても見栄を張らずに生きよう~、そう決めたのです。失敗や、出来の悪さはもう勘弁して貰おう~、勘弁できないと言うなら、それを気にせずにマイペースで暮らそう~と。開き直りみたいですね。
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超高齢化社会がいっそう現実味を帯びてきた昨今、高齢者なのが普通なのですから、もう甘えも同情もないと思って生きて行かなくてはなりません。言い換えれば高齢者にはとっても厳しい時代とも言えるのかも知れません。一方、かつて想像していた以上にエキサイティングな時代になりそうです。それを見聞きするだけでも生きる価値は充分ありそうな気がする私です。