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寡黙の女(ひと) [青春の残像]

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寡黙という言葉、ミステリアスでありますが、調べてみたら古くは<未亡人の口数が少ないさま>を指す場合もあったようです。確かに未亡人か否かに関わらず寡黙の女性のほうが好感度が高い、すこし俗っぽく言えば「もてる」場合が多いらしいですね。
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さて私の場合、寡黙の女(ひと)であることへの憧れはあるものの、あまり好きではありません。人間関係を保つ努力には『話し合って、解りあう』我が人生はそれを真面目に頑なに実践してきました。しかし会話が邪魔になる時ってあるのですね。、そういうシチュエーションに居合わせたとき、寡黙であることが大人の会話なのかぁ~とふと思いました。
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昨日の事です。場所は近所の和食やさん。知人と食事をする私の姿がありました。ビール日本酒少々では宴が盛り上がる訳もありませんが、内容はかなりシビアです。私の専門である歌談議に熱弁が飛び交う一方、私の心は楽しさとは裏腹に我が身の無力さを嘆いていました。
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ふと見るとまさかの光景、いつもは少しきついほどの眼力(めじから)がその時、全く別人と思わせるほどの慈愛の目に思えたのです。僅かな経験で『寡黙』を語るにはおこがましいのですが、口を挟まず寡黙になって聞く人になりきることが、心に同期出来る。それが幸せへの入口なのかもしれない。ふとそんな気がした春の宵でした。
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魂の居場所 [黄昏に向かって]

例えば私、その魂が何処にあるのか分かりません。心臓なのか脳なのか、それともこの体の外に私の魂は漂っているのか。こんな事言うと、「あら、陽気のせい!?」と思われるでしょうが。でも私は真剣にそう思います。
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というのも私はとても不思議な経験をよくします。例えば夢の中であった女性、どう考えても現世のひとには見えません。夢を見てから1年後、その人が1年前に亡くなった事を聞きました。亡夫の先妻だったその人、夢の中で白い壺を私に渡しました。夢から1年後、夫は急逝しました。その時ふとその夢を思い出しました。私が受け取った白い壺は夫の入る骨壺だったのですね。
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去年の春には飼い猫が亡くなりましたが、その仔は私が猫の事で苦しむ姿を見てあっけなく天国へ先立ちました。そしてその数分前、彼女の写真集が家に届いたのです。「私の代わりにこれを置いてゆくね」そんな声が聞こえるような静かな寝顔でした。
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今年3月になって母の夢を見ました。エメラルド色の蛇を連れていました。まるで天女のような衣擦れが聞こえそうな衣装に身を包んで。きっと何かを伝えに来たのですね。吉凶のどちらかと悩みましたが、母が出てくる以上はきっといい事だと信じています。
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これらの事象は誰にでもあることですが、私は幼いころからとてもリアルにそんな夢を見ます。これは霊感とかそんな類ではなく宇宙にある父母や先祖のエネルギーが私の脳と呼応しあって無意識のうちに私を守ってくれるのだと思っています。
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こうして沢山の魂たちは愛する人や子孫の幸せを守ってくれているのですね。ふとすれ違った人になぜかしらとても懐かしさを感じる。そんな経験ありませんか?そんな訳で私の魂の在処が何処にあろうとそれは永遠に私自身なのだと、今は思えるようになりました。
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『ベレー帽』 [歌人生]

何故か分からないのですが、ふと『ベレー帽』という言葉が口をついた私。中学生になったばかりの頃、叔父から貰ったベレー帽、ボルドー色のベレー帽。そのころ背丈もなく痩せていた私は小学生とよく間違えられたが、ベレー帽をかぶるとたちまちお洒落な女学生になりました。
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早くに父親を亡くした私を、父の弟である『季俊さん』という叔父様が不憫に思ったのか、出張で東京に来るたびに早稲田の我が家を訪ねてくれました。小学生の頃は『のんちゃん雲に乗る』という童話を。16歳になった頃には叔父のお嫁さんからピンクベジュ色した絹のスリップ(今はなんと呼ぶのでしょうか)をプレゼントされました。そしてその夏、私は乙女の季節を迎えました。
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幼い時代の思い出を辿ってゆくとどうしても疑問になることがひとつ。長崎であったあの女性、昭和40年前後、私が20歳の時です。母と私は父の故郷長崎へ行きました。帰路、発車寸前の特急『さくら』に駆け寄って母と握手したその女(ひと)は、髪を後ろで束ね襟足の美しい人でした。『すみません、いらしていた事知らなかったものですから』と言って涙ぐんでいました。「あのひと誰?」と母に聞いたけれど、母は黙して語らず。
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あれから半世紀が過ぎてしまったけれど、いつまでもいつまでも忘れられない長崎駅の一コマとボルドー色のベレー帽。それは決して春の陽炎ではなく私のルーツに繋がる現実だったのです。
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座卓のある部屋 [夢半ば]

最近の私ご飯を食べる時も、パソコンに向かう時も『母の座卓』を使います。以前の家では椅子に座る生活でしたが、今はこのほうが落ち着く気がします。しかし年々膝の痛みを感じるようになっていますので、長時間には耐えられません。
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家にいる時間では家事と仕事が半々、掃除・洗濯・食事づくりの他、教室でつかう計画表・パンフレット・ポスター・月謝袋・一人一人のレスン内容の記憶紙などの作成です。その他教室のホームページの作成、ブログの更新等々、案外忙しい日々を送っています。
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以前はパソコンラックが座卓のような使い方でしたが、座るのは椅子なので膝の痛みがない分、寒さには苦しみました。しかし、客間用にと暫く飾っておいたこの座卓、昨年の転倒から、夜分に起きる時に掴まって起きられるよう寝室に置きました。この格好何故か遠いい昔、祖母と暮らしていた時代を思い出させてくれます。懐かしさにふと気が付くと泣をこぼしている私がいます。しかし涙はストレスを見事に流してくれるようです。
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土、日と思いがけずに連休出来たまった掃除も洗濯もできましたし、やりたかった『本』への思いも一歩だけ現実に近づいた気がします。一人で暮らし始めた2012年からの自分を見つめなおすところから始めたいと思います。夕方からブログを読み返してみました。
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夢猫 [猫]

この仔(仮称ミケ)が定宿になりつつある3間ほどある縁側、引っ越し以来の荷物が所狭しと並んでいます。本来ならば今頃は四季の花々がこの庭に咲き競う予定だったのに、球根一個すら植えられなかった私。そのばかりか、入居1年半なのに、カーテンレールを壊し、網戸が外れてしまいました。勿論暴れた訳ではないのですが。目隠しのつもりに掛けたコート類が重すぎたようです。
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さて4月も半ばになれば、どこへ行っても満開の桜がみられるようになりますね。家から教室への道すがら必ず通りるこの公園、盛りの桜の木の下では思い思いの春模様があります。鳩を追いかける子供たち、日向ぼっこの一団も。昨日は葉桜、今日は春の夕暮れ。宵闇の前にある静寂が漂う公園です。
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ひと月前から庭を通るクロちゃんたち、喧嘩もあるようですが、時々は並んで日向ぼっこ。地域猫ちゃんらしいです。お耳に小さなマークが。今朝はミケと目が合ったので手のひらをペロペロして見せたら、ミケもチョロっと可愛い舌を出して見せた。おや意思が通じたみたい! 
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そう言えば、毎朝必ず会っているのに、「あら見かけない女(ひと)ね」とまた皮肉。無視も反論にもめげずに、一体いつまで続くのでしょうか?それとも、ウイッグ外した私の長い髪に、もしかして焼いているの?眠たそうなミケがいるこの庭、何だかいいい事ありそうな、きっと彼(彼女?)は夢猫ですね。
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再びの春 [黄昏に向かって]

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友人のK子さんと2年半ぶりの女子会を。毎日歌っているのにやっぱりカラオケ館に行って3時間ほど歌いました。相変わらずKさんはとっても柔らかな声で歌います。羨ましい。しかしK子さんからはパワフルな声だと褒めて(?)頂きました。
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人間の声について日々考えることが多いのですが、最近の私の声は案外低い声を出しているようです。しかしかつての我が家では祖母も母も、私も相当高い声で会話をしていました。戸外で聞いていると喧嘩しているのかと思われる程とおる声でした。
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では何故低く声でしゃべるようになったのか? その大きな原因は営業の仕事が多かった事が原因かもしれません。建築不動産と高額商品を扱う仕事が長かった私、お客様とじっくり向き合っての商談する為、あまり大声は出しません。そんな訳ですっかり低い声で話すようになっていました。
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しかし運命とは不思議なもので今の私は、歌を指導する事が仕事ですから、毎日大きな声で説明したり歌ったりしています。そのおかげで声も昔のような響きが出てきた気がします。だだ残念な事に、夫が亡くなった今、ステージを踏むための経済的な準備ができずに歌手活動は中断中。デュー時の感激や情熱を忘れた訳ではありませんが、まだまだ険しい道のりです。今年はデビューから満8年目になります。再びの春に『小江戸桜』もう一度咲かせてみたい私です。
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小江戸猫がやってきた。 [猫]

もう1年半ほど前の事になります。この街に転居してして数日したころ、そう夏の終わりの頃の話です。買い物の途中で近所の塀を渡る三毛猫と目があいました。数日後、再びその猫を見かけたとき、猫は若い女性から写真を撮ってもらっていたのです。観光で見えたのでしょうかその2人組はしきりに「わあ~可愛い」そう言って少し太めの三毛猫と遊んでいました。
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その後もしばしば通勤の途中に三毛猫を見かけたので、このあたりのボスかな?そんな風に思っていた私。ところが最近私の部屋の前に時々うずくまるように座るその猫を見ることが多くなりました。ずいぶん痩せて年取った気がします。南に面した庭の一部は大きく陽がはいりますから、きっと、うとうとしながら老いた体を癒しているのかもしれません。
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一昨年、去年と続けて愛猫を見送った私、一日たりともその仔達のことは忘れられません。しかし最近は真夜中の胃痙攣に見舞われるわが身を顧みれば、もう猫達との麗しい日々は泡沫の夢と惜しむ外ないようです。
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庭先に植わった紫陽花も、その隣に植わった赤い実をつけるあの木も雨上がりの朝日にきらきらと命をほとばしらせていました。あと何年、あとどのくらい私は生きられるのでしょうか?生まれてから今日まで孤独な暮らしには疑問はありませんでした。しかし黄昏の日々のなかには猫も犬も鳥も蝶々もすべて愛しい仲間に思えるのですから、老いとは摩訶不思議な刻(とき)ではないでしょうか。
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桜とムクドリ [黄昏に向かって]

部屋を出て数歩あるくとそこはもう別天地。子供の声と共に聞こえてきたのは、そうあの声、聴き覚えのある鳥の声。確かムクドリといった気がします。見上げれば数日前にはまだ5分先だった公園の桜が、溢れるほどの春の陽を受けて咲き乱れている。
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枝から枝へと楽しげに嬉し気に飛び交うムクドリ、私は期待した通りの出会いに感激!用意のカメラで逆光も気にせず撮り続けました。すべてはムクドリ君の心のままに
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歌謡教室講師という仕事に恵まれ、そろそろ3年になります。仕事にもなれ日々充実した時間を持てるようになりました。しかし思った以上に体力がいる仕事だと最近気づきました。とてもお腹がすきますし、たくさんの睡眠も欲します。
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最近ふと思うのですが、この「歌の先生」というお仕事、案外天職だったのでは? 
何故って、一日を通して一番幸せ係数が高いのは生徒さんにレッスンしている時間だからです。日々感謝。
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春風に乗って [黄昏に向かって]

午後の教室、受講生の方の明るい歌声が響きます。開講してあと数か月で満三年を迎えます。浦和にある母校へは最近ほとんどご無沙汰です。『読書100篇というけど、歌は1000回よ』そう生徒さんにいう私ですが、今思えばここまで導いてくださった母校や恩師に感謝・感謝。
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その一方、教室運営という仕事の難しさもひしひしと感じる今日この頃です。仕事となれば収入や支出のバランスも考えなくてはいけないのですが、まだまだそこまでは行きません。しかしその手応えは感じています。それは私の歌にある気がしているのです。何かが変わった、何かが見えてきた。上手く表現できませんが、心と体の「一体感」を覚えます。
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ところで、今日から拙い原稿書きだしました。長年の夢です。生まれてから7歳まで住んでいた文京区、近くに講談社がありました。戦前戦後、父は亡くなる昭和22年の頃、記事を書いていたそうです。母に聞いた話ですが。そんな事情から3歳で死別してしまった父の面影はいつも原稿用紙の向こうにあります。「都(みやこ)を辻さん(父の同僚の方)の奥さんのような立派な編集者にしたい!」父が母に託した私への伝言です。
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そんな夢を持つ私ですが、もうひとつ、昨日から始めたことがあります。久々の英会話。何もかも忘れていたつもりでしが、テキスト読んだりTV・ラジオ聞いたりして楽しみながら勉強しています。それでは今夜はこの辺で。写真は去年の4月5日の写真。川越の蓮馨寺さんの写真です。
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