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お転婆福三(ふくみ)は空の星 [猫]

少しだけ胴の長い福三との出会いは2012.9月ごろでした。その頃の私、たった一人で暮らしていました。いろいろあったけど、公園で暮らす猫ちやん達との交流が唯一幸せの時間でした。
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ある日飼い猫トラ吉の散歩の途中で声を掛けてきた三毛猫、まだ幼さがあるけどとっても美猫ちゃん。初対面のトラ吉にチュとご挨拶。思わず笑ってしまった私。その仔の飼い主は一人暮らしのご老人でした。
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その後三毛猫は時々は我が家の庭や公園に遊びに来るようになりました。一緒に遊んでいる猫達は4.5匹は常にいました。日々繰り返す猫達との交流、その頃生きる力を失いかけていた私ですが、心はどんどんその魅力に引き込まれて行きました。
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一年ほど過ぎたとき三毛猫は孤児になり私は彼女を家猫に招きました。19歳になった老猫トラ吉も異存はなく一人と二匹は仲睦まじく暮らしました。公園に近い6畳の部屋が彼女の部屋になりました。
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しかしその冬、彼女は病気になり1ヵ月も起きられない状態に。食欲も弱くとても心配でした。その頃は一人の暮らしもままならない私、三毛猫への医療費はとても工面できません。
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近所に住む猫とものSさん、長年地域猫ボランテアをたった2人で頑張られた方です。本当に頭が下がります。そしてその時も三毛猫にとキャットフードやお薬を下さり三毛猫は元気になってゆきました。
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春を迎えるころ彼女はすっかり健康体に。ある日、旧飼い主の家に向かった三毛猫、昔の仲間がどこかに行ってしまった事を知りまたもや元気がなくなってしまいました。そこで私は彼女を老猫トラ吉の散歩に同伴させることに。
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毎朝毎朝の散歩で出会う人や猫たち、そして公園の花や鳥やチョウたち。三毛猫はミーチャンと呼ばれるようになり、家の前の公園が彼女の遊び場になりました。その頃白い手袋をしたグレーの猫チビちゃんとの淡い恋物語もありました。
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今日の写真はその頃の福三ちゃん、当時はミーちゃんでしたが。高いところに上るのが大好き。私は活発な彼女のお蔭で、沢山のベストショットを撮ることができました。
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今日の写真はそのミーちゃん時代の懐かしい写真です。今は夜空に輝くお星さまになった福三ちゃん、あなたのママになって幸せでした。いつの日にかまた会いましょう~ね。

夢猫 [猫]

この仔(仮称ミケ)が定宿になりつつある3間ほどある縁側、引っ越し以来の荷物が所狭しと並んでいます。本来ならば今頃は四季の花々がこの庭に咲き競う予定だったのに、球根一個すら植えられなかった私。そのばかりか、入居1年半なのに、カーテンレールを壊し、網戸が外れてしまいました。勿論暴れた訳ではないのですが。目隠しのつもりに掛けたコート類が重すぎたようです。
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さて4月も半ばになれば、どこへ行っても満開の桜がみられるようになりますね。家から教室への道すがら必ず通りるこの公園、盛りの桜の木の下では思い思いの春模様があります。鳩を追いかける子供たち、日向ぼっこの一団も。昨日は葉桜、今日は春の夕暮れ。宵闇の前にある静寂が漂う公園です。
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ひと月前から庭を通るクロちゃんたち、喧嘩もあるようですが、時々は並んで日向ぼっこ。地域猫ちゃんらしいです。お耳に小さなマークが。今朝はミケと目が合ったので手のひらをペロペロして見せたら、ミケもチョロっと可愛い舌を出して見せた。おや意思が通じたみたい! 
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そう言えば、毎朝必ず会っているのに、「あら見かけない女(ひと)ね」とまた皮肉。無視も反論にもめげずに、一体いつまで続くのでしょうか?それとも、ウイッグ外した私の長い髪に、もしかして焼いているの?眠たそうなミケがいるこの庭、何だかいいい事ありそうな、きっと彼(彼女?)は夢猫ですね。
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小江戸猫がやってきた。 [猫]

もう1年半ほど前の事になります。この街に転居してして数日したころ、そう夏の終わりの頃の話です。買い物の途中で近所の塀を渡る三毛猫と目があいました。数日後、再びその猫を見かけたとき、猫は若い女性から写真を撮ってもらっていたのです。観光で見えたのでしょうかその2人組はしきりに「わあ~可愛い」そう言って少し太めの三毛猫と遊んでいました。
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その後もしばしば通勤の途中に三毛猫を見かけたので、このあたりのボスかな?そんな風に思っていた私。ところが最近私の部屋の前に時々うずくまるように座るその猫を見ることが多くなりました。ずいぶん痩せて年取った気がします。南に面した庭の一部は大きく陽がはいりますから、きっと、うとうとしながら老いた体を癒しているのかもしれません。
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一昨年、去年と続けて愛猫を見送った私、一日たりともその仔達のことは忘れられません。しかし最近は真夜中の胃痙攣に見舞われるわが身を顧みれば、もう猫達との麗しい日々は泡沫の夢と惜しむ外ないようです。
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庭先に植わった紫陽花も、その隣に植わった赤い実をつけるあの木も雨上がりの朝日にきらきらと命をほとばしらせていました。あと何年、あとどのくらい私は生きられるのでしょうか?生まれてから今日まで孤独な暮らしには疑問はありませんでした。しかし黄昏の日々のなかには猫も犬も鳥も蝶々もすべて愛しい仲間に思えるのですから、老いとは摩訶不思議な刻(とき)ではないでしょうか。
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愛しきものへ [猫]

あれからもう一年がたった。前の住まいで出会った猫たち。秘めやかに暮らしていた筈の猫たちに突然の嵐が。ブログでも何回も登場してくれた地域猫のふうちゃん、今はどうしているだろうか…。
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地域の環境が悪くなるといって、猫たちはいつも迫害されていた。しかし最後に私の住処に引き取れとばかりの住民パワーに、怖くなって逃げだしたのかもしれません。勿論愛猫家の方も沢山おられましたが。
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20歳で子犬を飼い始めてから犬たちと約40年、猫達と20年近く暮らしてきました。この仔達は口はきかなくても愛情や感情は人間と全く同じ、そして人間と違うところはその心には悪意は全くありません。
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このピュアーな心をもった地上の天使たち、どうか今のままの大きな心で人間を包んで下さいね。今日の写真、早春の公園にて。こののどかな猫の姿に私は幾たびも幾たびも命を救われた気がします。

旅立ちの日 [猫]

桜の下であの誓いを立てた日から数えて60年余、幼い日、祖母と母とに連れられくぐった青柳小学校の正門、あそこにも大きな桜の木あった気がしますが…。人生の旅立ちは誕生の時、それとも小学校に入る日、もしかしたら結婚式かしら。
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三毛猫福三ちゃん(ミーちゃん)はそれとは違う長い長い旅立ちに今日出発しました。自分が使うダンボールトイレまで虫の息で歩きながら、空に向かって2声吠えた気がします。あれから半日が経って、まだ福三ちゃんの声が聞こえます。奇しくも福三ちゃんん写真集、『気まま猫』が同じ時間に届きました。合掌

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追記:何故今なのか? 自問自答した私、もうすこしたったら暮らしも楽になり、散歩だってリードつけてできたのに。お医者さんにだって行けたのに。しかし福三はきっと意味があって先立ったに違いないと。冷たい春の雨、ひんやりした朝の空気の中でそう思う私です。(4月5日記す)

気まま猫、福三(ふくみ)のWEBデビュー [猫]

4月1日、今日の川越はまさに春爛漫のお花見日和。私の住まいから目と鼻の先は駅から続く長い商店街です。連日たくさんのお客様で賑わうこの通りをクレアモールと言いますが、その途中にあるクレアモール公園は今ソメイヨシノが満開を迎えています。
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川越には沢山の桜の名所があるのですが、ここのところ愛猫福三(ふくみ)の体調が悪く、長い時間留守するのは見合わせています。桜の花が川面を流れてゆくさま(花筏)もぜひ行ってみたいのですが、夜は殆ど出かけない私、ここにきても一人での外出はしません。

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さてその福三ですが、なぜ突然食欲不振になり布団に潜り込んだままなのか、今日やっとわかりました。実はここ1週間ほど、私があることで始終ブツブツと言っていたからでした。解決策のない問題に昼夜を問わず家にいるときは福三を相手にブツブツ泣き言を。その声を聴いた福三は自分が怒られていると思ったようです。

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水もほとんど口にせず大好物のマグロ缶もまったく口をつけません。しかたなく半分は脅かすように強引に指先にペースト状のおやつやゼリー状のマグロ・カツオスープを舐めさせたりしながら命を繋ぎました。
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嫌がる彼女に強引に食事をさせながらまたまた哀しくなって泣く私。しかしそれが今日突然収まったのです。今月は教室開講2度目の春になります。受講者さんも開講の約2倍、まだ2桁ですが、とてもいい感じに推移しています。その結果がこの4月のスタートで確定できるかどうかとても不安だった私、気が付かないうちにたった一人の家族である福三(ふくみ)にあたっていたのですね。
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しかしその間にあっても、毎年作っている写真集『気まま猫』、が完成。これは自分で撮った写真にコメントや文章を加えてWEB上で編集、注文すると、後日完成品が送って来るシステムです。今回は福三ちゃんが主人公でした。

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夢はこの写真集がたくさんの方に読んで戴ける事ですが、それにはもっといい写真を撮り、文章を書くスキルも磨かないと。私あまのじゃくなのでしょうか、生きる時間がそうは無いと思いつつも次々に夢や希望が湧き出てしまうのです。静かな老後はきっと退屈なのではと思う故。でもこれ、もしかしたら負け惜しみかしら…。


猫心 [猫]

三毛猫の福三ちゃん、もう3歳になりました。元来大人しい仔ですが、こう毎日留守番ばかりでは外が気になって仕方がないようです。そうした寂しさを補う為にソックス投げをして遊んであげます。この遊びは代々の猫が大好きで、上手にジャンプしてまた投げ返して来ます。
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猫と暮らすようになってから気が付けば20年余りが過ぎました。それまでは小型のマルチーズやトイプードルだったので、最初は戸惑いました。しかし猫も犬同様、愛情深い動物だと分りました。先のトラ吉の死もすべて私の事を考えてた彼の選択だった気がします。重病ではありましたが、気力もしっかりしていて苦しがる様子もなかったのに、或る夜私に最後に別れを告げた後、そのまま息絶えました。
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その頃、転居を考え出した私が、猫達の事で先に進めなくなっていた事を彼は知っていたのです。それでまだ若い福三ちゃんに私を託して一人逝ったのです。私の心の重荷を軽くしてくれたのでした。もうあれから半年近くが経ちました。そのいきさつを知るや知らぬや、押し入れに仕舞われた小さな骨壺に、福三ちゃんは特別の愛着がある様子。自分で襖を開けては骨壺に体を擦り付けています。
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私達人間と猫や犬、言葉は違うけれど、何となく解りあえるし、お互いに思いやる心も持っています。でも考えれば先の不安も。それはまだ3歳の福三ちゃん天寿をまっとうするのは推で15、6年後、その時私は?
まあ考えてもせんない事。生きると言う事は、人間も動物も天から預かった命だと、しみじみ思う私です。


改名しました。 [猫]

最近買ったソニーのメモリーカードレコーダー。長い間カセットテープレコダーの愛用者だった私ですが、この新商品の便利さに、携帯同様にいつでも側に置いています。仕事は勿論、留守中には愛猫、福三(ふくみ)ちゃんのベビーシッターも。昼も夜も傍から流れる音楽や歌声にうとうと微睡む福三ちゃん、もう100曲以上入れてあるので数時間の外出でも大丈夫。
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ところでこの福三ちゃん、少し前までミーちゃんと呼んで、このブログにも何回か登場しました。今たび故あって改名しました。旧飼主さんから『福』という字を一字貰って福三になりました。幸せな猫生であって欲しいとい母心ですが、三という数字に何となく魅かれたのです。
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最近よくTVを見る様になった私ですが、本当に次々と事件も起こり、天災も起こり、興味深い話も見聞きします。その中にあって、私はなんと静かで穏やかな日々を暮らしているのかと、我ながら驚きます。天にも地にもそして何よりも沢山の方々に感謝です。
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新しい畳の匂いがする和室には母の衣装ダンスを置きました。これからは普段でも和服が着られるように、ここに姿見を置いて着付けの練習しようと思っています。川越は着物が似合う町だそうですので、私もステージ以外にも愛用できるように。仏壇に母のタンス、どちらも母娘の絆の証。この2点と福三ちゃん。幸せの予感がする雨の川越。では今夜はこれで、おやすみなさい。
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歌と猫と哀しみと。 [猫]

ラジカセから流れる歌、数年前に流行った歌です。若く、魅力的な女性歌手の歌です。同じキーで歌えるように我とわが身にプレッシャー掛けて猛勉強中(苦笑)
さて、ここの所、友人知人に色々な事が相次いで起こりました。私と同じように未亡人になってしまった人、ひ孫が生まれた人、家族に病人が出てしまった人。哀しみに暮れる人もあれば、ひ孫を囲んで親戚中がハッピーな人もいます。人生は本当に悲喜こもごもが繰り返されるのですね。
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今の私、相変わらず、生活は苦しく、体調も今一つ。しかし持ち前の好奇心と集中力はいまだに健在だと思っています。またそう思わないと生きてはゆけません。
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トラ吉が逝って今日で1週間目。その存在の大きさに今更ながら驚いています。心の中に大きな空洞を抱えた儘で生きる私、ちょっとの風が吹けばもう飛ばされそうです。
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去年家に迎えた三毛猫ミーちゃんは、殆んど感情表現も乏しく、鳴く事もしません。家に来て数か月の頃の大病がそうさせたのでしょうか? ただ眠る時は私の傍に。この三毛猫が今は唯一の話し相手です。
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三毛猫と言ってもその模様は黒と茶と白が幅の広い横縞模様、手足は白が殆んどです。目から上の顔はやぱり黒と茶と白ですが、全体に黒色が目立ちます。小さな鼻と口なのであまり鳴声も出しません。鳴かない猫はネズミを捕る、昔はそう言った様ですが、今はネズミは殆んどいませんから、狩猟はなし。もっぱら食卓の私の食事やお八つが、その対象になります。
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そんな平凡な日々ですが、トラ吉不在の我家はなんだか火の消えたようです。私が呼べば「みゃーん」と来てくれ、「マミー」と呼びながら私を探し回る姿はもうありません。かなり大きい猫でしたので、存在感もみーちゃんとは一味違いました。
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そのみーちゃん、只今、特訓中。まず、トイレ。これは直ぐ出来ました。御座り、これは出来ません。食餌の食べ方、これもテーブルいっぱいに広げて散らかします。(直るのでしょうか?) 兎に角抱っこ抱っこと言って、膝に乗ってきます。鋭い爪が痛いです。もう少し年取ったらそれもいいでしょうが、今は猫を膝に抱っこするより、一曲でも多くの歌を覚え、教室の運営を安定させたい私です。
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さて4月、新たな出発が何かと多いこの季節。私も心ならずではありますが、ミーちゃんと二人だけの新生活が始まっています。猫と人間、形や食餌は違っていても同じ生き物同志、必ず分かり合えると思います。あまり丈夫でないこの三毛猫チャンですが、掛けてあげられる経費はほんの僅かです。助け合いながらこれからも生きて行くつもり。
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そう言えば仏壇に刻まれた猫のような染み、また鮮明になりました。きっと何かの吉兆かと思っています。ご先祖に猫の好きな方がいらしたのでしょうか、それと私、前世は猫だったのでしょうか?
何としても一人暮らしを自信をもって暮らせるようにしたいのです。女性の地位向上はいいけれど、本当に女性でも安心して暮らせる世の中になって欲しいです。福祉行政は案外子供有で子育中の女性には優しいけれど、高齢で一人暮らし(私の様な)にはとても、寒いです。
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私の場合も3年前、夫に逝かれてしまったその後の日々は、三度の食事もままならない生活に陥りました。役所や福祉関係を探しては電話の日々、しかしそんな私に当たる光はほんの僅か、絶望の日々でした。それを聴きつけた友人知人からの援助で此処までたどり着きました。孤独と生活苦で幾たびか線路をの覗き込みました。もっともっときめ細かな行政が望まれます。大火傷で空腹な日々なのに福祉の件で聴きたいと役所に電話しても、一度書類を揃えて来て下さいと言うばかり、これは血の通った福祉ではありませんね。
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きめ細かな行政にするためには地域との協力体制が必要ではありますが、なんでも自治会を通すような現行では非会員は全く見向かれず、非業の死さえ免れない事もあり得ます。地域におられる民生委員のかたも沢山の方を担当するので、そうそうは手が回らないのが実情のようです。やっぱり昔のように、向こう三軒両隣、人と人との温もりにしか高齢化社会を生き抜く道は無いようです。
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地域活性がこれからの政治には大切な事だと知りながら、実情を知らなければ対策は立てられません。一部の自治会館が一部自治会員だけの城になっている事も疑問です。どうか為政者の皆様、その関係者の皆様、心ある政治をお願いします。高齢者が平成の姥捨て山のような目に合わない為にも、官民一体になってこの高齢化社会を乗り切りたいですね。それが子供たちの明るい未来に繋がるのですから。




お別れはキッスで。 [猫]

柔らかい唇でした。痛い痛いと泣き喚く私にそっとキッスするのは彼。今年19歳になったトラ吉です。先日の打撲から4日目の夜の事でした。寝返りしたとたんの激痛に思わず大声で泣き叫んでしまった私。
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足元で静かに寝ていたトラ吉(いいえもしかしたら息絶え絶えだったのかも知れません)が近寄ってきました。そして顔を近づけると私の下唇をかるく甘噛みしました。「大丈夫? 大丈夫? 痛いの?」それから私の横に顔をこちらに向けて横たわりました。
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毎晩の日課は枕元の小さなカセットテーブレコーダーで、私がその日に歌った歌を二人で聞く事です。トラは何時も眼を細めて聞き入っています。しかしあいにくその夜は痛さでかけられませんでした。私はいつの間にか眠ったようです。
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トラ吉が動き出した気配にはっと目覚めた私、様子が変です。トラ吉がとても悲しそうな声で、しかし澄んだ綺麗な声で首を上げて鳴いています。遠吠えのような感じでした。それから此方を見て大きく口を開けました。そしてもう一度。そのまま倒れ込むように私の腕の中に。これが臨終なのか迷いましたが、いそいで寝かして体中をマッサージ。足の指や手の指も。再び心臓が動く気がして…。まだ体は温かです。しかし1時間後には硬くなっていきました。
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そして暫くして、私は一足先に逝った夫の元へ送るための準備を始めました。外が白み始めても眠らずにひたすら仏壇の先祖や先輩ペットの犬達にお線香を手向けて頼みました。優しく迎えてあげて欲しいと、労ってやってほしいと。
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ペット霊園の担当者さんが迎えに来て呉れ、ペット霊柩車に乗ったトラ吉に私は手を合わせてさよならを。小雨の中でしたので、角を曲がるまでの見送りでした。今も時々彼の声が聞えます。マミーマミーと鳴いた彼。獣医さんに『もう無理だよ』と言われてから5年以上も頑張って呉れました。特に夫が逝った後は、私の後見人と思うほど、信頼できる同居人だったシバトラ猫のトラ吉。
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時ならぬ雪も霙も、私の涙。人間の方が送る側にならなければ彼等はもっと不幸になってしまうけれど、私はトラ吉に『送って貰いたかった』それ程、心強い男らしい猫でした。
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もうこれが最後と思っていた昨年秋、もう1匹の三毛猫が来ました。ご近所の飼主さんが他界したからです。そしてもう一匹、いつの間に庭に住み着いたグレーに白足袋、白手袋の雄猫チビ、しかしこの仔は1週間ほど前から他家に行って帰って来ません。トラ吉の死期を予感していたのかも知れません。
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そしてトラ吉もまるで入定するかのように食餌も殆んどとらず、水だけで10日ぐらい過ごし、口臭も無い程綺麗なままで去って行きました。見事です。尊敬に値する最期です。さような、さようならトラ吉、そして最後のキッスありがとう~。
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※写真はトラ吉の3年位前までの写真です。