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『小江戸桜』への想い [夢半ば]

長い長い道を歩いてきたのに、まだ目的地には着きません。いいえ心の中ではまだ着いて欲しくはないのです。さて、もうすぐ川越祭りです。お祭り大好きな私ですが、昔の様にお神輿や山車を追って町中を巡る事はもうできません。何故ってここ数年で随分足が弱くなりました。
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ところでブログでは何度か書いているのですが、私には歌手という時代がありました。勿論有名とは無縁の歌手ですが。しかしデビューまでの歳月もその後の歳月も今思えばやっぱりエキサイティングな日々でした。日本舞踊や社交ダンス、学校音楽コンクールなどで随分舞台は踏みましたが、歌手へは遅い遅いスタートでした。しかし日々全く新しい経験の連続でした。楽しくもあり怖くもありました。
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TV局系のTSMWという所からCDデビュー、約三か月間のTVでのプロモーション。その他発表会やカラオケ大会ヘのゲスト出演、歌のイベント出演などなど、近所のカラオケ店廻りもしました。当時は夫も健在でしたので何処へでも車に舞台衣装を積んで付いてきてくれました。目だたないようにしかし沢山のステージ写真を遺してくれました。
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しかし運命とはなんて残酷、その暮らしが2年過ぎたころから夫に癌がみつかり翌年に他界。まさか…。独りになってからも頑張ろうと思っては見たものの、とうてい無理だと分かったのは49日もたたない頃でした。夫の仕事の関係者の訪問、この日から私は眠れない夜を2年間も過ごしことになりました。一時は生きる意欲すらなくしました。
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そして2014年春になり私の運命は大きく大回転へ。川越教室の開講です。そして歌への想いは更に強くなりました。今は通って下さる生徒さんへの指導に全力投球しています。3年前からは市民講座へも参加しています。開講5年目の今年からは少しづつですが、私のオリジナルCDに入っている『小江戸桜』という曲とカップリング曲も歌って行けたらと思います。
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幾つになっても夢を追いかけてゆく事は一番私らしい生き方だと思っています。歌手になった事は決して無駄ではありませんでした。作詞の勉強したこともとても有意義でした。たった2曲ですが自分のオリジナル曲があり、その歌を唄い続けられるのですからやっぱり私は幸せ者です。願わくば、体力が回復できて、沢山の方々に『小江戸桜』を歌って頂けるような日が来ることを願っています。波乱万丈の人生でしたが、本当に生きていてよかった。すべてに感謝!

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心模様は秋の空 [夢半ば]

音一つない夜です。テーブルの上にはインスタント味噌汁が2つ。味気ない、本当に味気ない人生。でも心の持ち方ひとつで明日はまた幸せな一日になる事でしょう~。仏壇には季節外れのストックの花、仏華には派手ですが母が好きな花です。
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今夜は少しだけブルー。夕食用のてんぷらは思ったより不味く気が抜けてしまいました。食料品は空腹時には買わない方が良いのだとか。確かに空腹を満たすことで頭がいっぱいの時は目の前にある品を手あたり次第に買う傾向が。
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一昨日あたりあんなに喉の調子が良かったのに今朝からは何故かまたブラックホールへ落ちたようです。出口の見えない不安に襲われます。どうしたのだろうか。天候と体が微妙にリンクします。焦る気持ちと達観する気持ちとが妙な具合に入り混じって…。
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そういえば今日は新聞折り込みに小さな広告が出る日だったのに、その新聞を見ることも忘れていました。話は変わますが、先日キーコントロールが出来る音響装置があることを聴きました。通信カラオケ以外でレッスンする場合には大変便利だと思い調べたところ高価なので、残念ですが今回は断念しました。
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晴れたり曇ったり心模様はやっぱり秋の空、『歳月は人の心を変える』先日も書いたこの言葉にまだ翻弄されています。変わる事が当たり前なのか、変わらない方が可笑しいのか。どちらにしても過去は遠いいのですから考えるに値しませんね。
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川越祭りまであと10日、今年も身近で山車を見られることは本当に幸せです。出来る事ならもう少しこの街に溶け込めたら嬉しいのですが。今もって何となく、『私は異邦人』。

本日よりランキングに参加致しました。どうぞ宜しくお願い致します。

音楽教室ランキング

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秋の調べ [歌人生]

秋、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…。でも私の秋は果物、特に柿や葡萄や栗、梨にリンゴ枚挙のいとまもありません。昼間レッスンに通って下さるMさんから頂きました。お庭の柿です。
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この秋は体調が思うに任せないまま迎えたのですが、時間は猛スピードで過ぎてゆきます。近頃は夜更かしとさよならしたのですが、早起きは難しい私です。でも努力しています。しかし仕事に肝心な喉の具合はあまりよくありません。
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来月11月からは昨年同様『公開講座』のスタートです。参加者は沢山の応募者様から抽選で選ばれた方々、昨年は地元のウエスタ川越(音楽室)でしたが、今回は一昨年同様、電車を利用して三駅先の桜並木の街まで出かけます。今回も助手にはWさんをお願いして来年3月までの長丁場になります。
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公開講座のテーマは毎回同じですが、50歳以上を対象にした講座です。『歌と健康』100歳まで歌えるように、そんな願いを込めて。小さな小さな活動ですが何かを遺してゆきたいと。30歳でこの街の市民になってあと少しで半世紀、そこまでは絶対頑張ろうと思っています。



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夕陽燃える日 [黄昏に向かって]

朝の光で目を覚まし陽が沈んだら眠る、大昔の人々はそんな暮らしをしていたのですね。確かに遠い日ですが、朝日を浴びてラジオ体操した日、私にもありました。
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30歳まで暮らした早稲田の家も、転居後の川越の家も残念ながら部屋の奥まで朝日が入る家ではありませんでした。亡くなった夫が朝日の入る場所に引っ越したい!よく言っていたことを思い出します。私は元来朝寝坊ですから夫のような願望はなかったのですが、それでもこの頃は「朝の光で目を覚ますって、ちょっと素敵かな」そう思います。
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実は私、眩しい真っ赤な夕陽が大好きです。朝の太陽はとても優しいのですが、夕陽を見ていると何か意志のようなものを感じるのです。あんなにギラギラと輝き周囲の景色まで真っ赤に染めるのに、まだ諦めきれず沈む瞬間まで見る人を魅了されるあの姿。ミステリアアスで大好きです。
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日々『歳を重ねてゆく私』ですが、この世への未練は沢山あります。私は夕陽のエネルギーの中に人の魂を燃やし続ける何かがあるのだと信じています。そういえば先日ある方から私の事「熱いですね」と言って頂きました(笑)。そうなのです、いつも何かに燃えていた方が『生きている実感』がある気がしています。
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今週は連休ではなく明日は仕事です。そこで今日の午後はカメラ片手に散歩を、あまり人通りのない裏通りを通って約1時間半の散歩でした。来月からは例年通り半年間の公開講座がスタートします。しっかり体力をつけておかないと。これからも時間を見て散歩を心がけてみようと思っています。

※今日の写真は川越駅(東口) 同花壇 同時計 街角の休憩所

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遥けき道ならば [夢半ば]

2018年も後3カ月足らず。つい先だって迄続いていた猛暑の名残と未経験の暴風雨、私の2018年はそれでも知らん顔してどんどん過ぎてゆきました。気が付けばいつの間にか日々の暮らしにもまた笑顔が戻って来ました。「よいっしょ」と超えてきたつもりは無いのですが…。
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最近、手料理をまめにするようになりました。勿論健康で仕事を続けて行きたいからです。しかし体重はなかなか減りませ。教室でも一人の時はなるたけ体を動かしています。音楽に合わせて踊ったりして…(笑) 
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人生って色々な事があって普通なのだという事、今頃になってようやく理解できた気がします。私だけが特別悲しかったり辛かったりではないのですね。何もない人生だったらきっと退屈なのだろうとも思います。しかし振り返って我が人生を見直すと、私には退屈だと思う時間はありませんでした。案外努力家だったのかも知れません。意外な発見です。勿論、欠点も多沢山あります。すぐ飽きたり諦めたりしてしまうが悪い癖でした。ところが最近は諦めたりしません。堪え続けて花咲く春を待ちます。
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独りになってからというもの、わき目もふらず一筋の道を歩いてきました。それが生きる為のエネルギーだからです。残りの人生もこのペースで続けたいです。今日は久しぶりに心が軽くなりました。歌の道はまだまだ『遥けき道』、特別急ぎの旅ではないのでゆっくり楽しみながら歩いてゆこうと思います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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今宵も、涙ポロポロ、、、。 [夢半ば]

秋の夜長に考える事といえば、やっぱり遠い日の思い出。顔も覚えていない父や、若き日の自分の事。今思えばどのシーンも切なすぎます。本当に楽しい事は少なかった! 特別に辛い事はなかったけれど孤独感の連続であった気がします。

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また何事にも正面からぶつかりそのまま傷ついてきた気がします。そして今でもその気性は全く変わらず、所謂<軽くいなす>という技は持ち合わせていません。そのたびに心が傷つき体は何らかのダメージを受けて来ました。今回も、夏で疲れた胃腸のせいもあるけれど、目に見える程の激やせに驚かれます。

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何故思いっきり泣けないのだろうか、何故おもいっきり怒れないのだろうか?自分で自分い腹が立ちます。立場ってなに、見栄を張ってるの等と自問自答の日々。確かに今度こそ幸せになりたかった、どうしても志を捨てきれないから。しかしそうではないのです。人から虐められるのはやっぱり『弱虫!』と。私の心を見透かされているからだと、そう思います。

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昨日は年に一度『埼玉会館小ホール』で催されるライブコンベンションがありました。過去7回はその出場が楽しくて、元気だった亡夫の嬉しそうな姿が目に浮かびます。今年も去年に続き辞退した私。1カ月以上も悩んだけれどやはり辞退しました。恩師や懐かしい仲間と会えるのに。しかし体調不良でもあるし、まして衣装代や経費の捻出は大変です。それに…つまりあの華やかな世界はいまの私には不似合いに思えてしまうのです。

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そのくせ、今日も何故か誰もいない部屋で涙を流しながら歌っています。どうしたのだろう~、どうすればいいのだろうか。間もなくこの命が終わるかも知れないと考えたりもします。寂しいのはだれも同じ、いいえやっぱり老境の寂しさは特別なのかも知れません。昼の華やかさから静寂の夜。やっぱりそこ知れない怖さがあります。




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十五夜の下で。 [黄昏に向かって]

十五夜を見て来ました。近所の公園ではやっぱり既に撮影がスタートしていました。私は例によって手に入る程の赤いカメラ、唯一残った夫の遺品。さてお目当ての十五夜、本当にまん丸。時折雲に隠れまた顔を出すさまに母の顔がぼ~っと浮かびます。

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最近話題の宇宙旅行の話、若しかかしたらいまに誰でも月に行ける日が来るのでしょうか。そこにはウサギはいないとしても…。もう少し生きていたい、時々そんな風に思う事があります。連休3日目の今日は教室へ。レッスン後は私自身の歌いたい曲、覚えたい曲をひたすら歌います。

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歌うほどに汗ばんできます。次第に体が軽くなり心も軽くなります。やっぱり歌はいいなぁ~と心から思います。最近は私が30代頃の歌を見つけては歌っています。勿論懐かしいからですが、人情の機微を感じる曲に時々うるうると。歌い続けて15年が経ちました。

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もっと昔から数えれば3歳ぐらいから歌い続けていました。小さなおもちゃの赤いピアノで聴きたての童謡を弾き語りしていました。なのに今はピアノは無理です。それにはちょっと訳があります。小学校の3年生の時、早稲田に転居して間もなくの頃でした。同じクラスMさんおお家へ行った折です。彼女は頭もよくピアノも上手でした。お父様は大学の先生。家に帰って母にせがみ私もピアノを習う事に。さてその初日の事です。ピアノ教師の女性から小指が届くようになってから又いらっしゃい!と告げられました。以来ピアノへは近づかなくなった私。

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余談でしたね。さていよいよ秋本番、私の教室も忙しくなります。生徒さんお募集、公開講座、5周年記念のイベントも開催したいし。生徒さんが増えることはとても嬉しいのですが、いきおい覚える曲も増えます。新曲を希望される方が多いので、教室の棚にはどんどんCDの数が増えてゆきます。その分費用もどんどん増えてゆきます。家に帰っても聴きながら別お仕事をしています。PR用のパンフレットやシーズンごとに講座案内(三つ折り)譜面の整理。すべて私一人の仕事なのでかなり疲れます。しかし楽しい日々です。何時までもこの穏やかな暮らしが続くように月の中の母にさっき頼んでおきました。



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鬼女のリノベーション [夢半ば]

またもや鬼女が大騒ぎ。流石に開いた口が塞がらない私ですが、ここは勝ち負けより対策を考えなくてはと。これで何回目になるのだろうか鬼女たちの攻撃、それともこれは彼女たち自身の立場を守る防御策なのかしら?

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待ち望んでいた心地よい秋風が吹き始めた日、またもやあの鬼女たちが踊り始めた!もういい加減にして欲しい。罵声、中傷、営業妨害、あらゆる奇行の数々。私はその程度では倒れませんが、奇行を繰り返す理由は何ですか?

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鬼女たちの『嫉妬心』がこうさせた、このように言う方もおられます。私を含めて初老の女、女。えっ嫉妬、それも私に?まぁ~有難う。私にまだそんな魅力があったなんて、嬉しい限りです。しかしそうではありません。そんな可愛い女ごころがあるなんて、まさかあの鬼女軍団にあるなんて。あるものはただ一つ。強欲という悪しき欲ばかり。

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その結果、標的を私から私の大切な大切な私のお客様に難癖をつけ始めたのです。自転車置き場を利用する際、行きも帰りの鬼女に挨拶するよう現場で通告したそうです。これを聞きつけた私、過ぐに頭を下げて頼みに行ったのに、今日もまた別のお客様が鬼女の手に掛りました。かくして鬼女の許可なしに自転車の出し入れができないという不便で、理由なき嫌がられに屈する羽目に。でも今回はこのままでは終わりたくはありません。

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私の住む町にある小さなお店、何時も常連さんがいっぱいのお店です。この店へ日に二回、私は立ち寄ります。鍵を取りに行き鍵を返しに立ち寄るのです。店には美女が三名、しかし私の目には鬼女が三人と見えてしまいます。最初の内は随分虐められました。扉の開け閉めから、お辞儀の仕方、お店のお客さんへのご挨拶、物理的嫌がらせ、酒の肴状態にもされながら。私が戸惑い意気消沈する姿は鬼女軍団では御馳走のようでした。今流行りのパワハラ?? 悔し涙をどのくらい流したか…しかし慣れとは恐ろしい、何時しか馬の耳に念仏、勝手にしてねと無視することに。

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鬼女には穏やかな時間がないのでしょうか? それとも鬼女の気まぐれ戯れか。いやいや今度こそ真剣勝負かな? 解決策が無い訳ではありませんが、今回もまた『負けて勝つ』で解決しようとする自分が腹だたしい気がします。いっそこの際ですから鬼女退治したい気分です。鬼女のリノベーションできたらいいですね。微笑む鬼女もありなのかと。
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歌なのに語るの? [歌人生]

「そうなのです、語らないとね」。この言葉、かつては私が言われ続けていました。しかし今は日に何回か覚えられないほど言っています。判ったつもりでも此処まで随分かかりました。風雪××年ですね。

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教室に見える生徒さんは当然ですが歌好きなかたばかり。歌歴もさまざまですが、流石とても個性豊かな方々です。開講当初からの方も多く嬉しい限りです。さてその歌のレッスンでよく話題になるのは『語るように歌う』この語り部分の解釈と実践です。

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最初は汗をかきかき説明していましたが、今はその部分では自信があります。何故って昔からの理だから…ではありません。曖昧模糊ではないのです。もっと現実的なのです。そこで私は具体的に日常会話のなかのフレーズで説明します。実はこれ今の私の宝になっています。

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ただの話し口調(しゃべり)されど音楽が流れるとどうしてもメロディー優先。 入門して暫くして、その意味を生徒さんに理解していただけた時、私は背負った重い荷物をひとつ下ろした気がします。恩師から授かった『語りの』解釈は今、教室の生徒さんへと引き継いでいます。

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大きな野望はありませんが、小さな夢はまだ捨てきれない私。その為にはもう少し喉が治るといいのですが…5月以来の喉の不調はちょっと深刻。原因を考えると“歳月は人を変える”この理屈をまだ納得できないからなのです。“人には変わらない真実もある”、私にはそう思えてなりません。

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さとりちゃんの話 [黄昏に向かって]

もう6年も前になります。facebookの投稿した名も知らぬ鳥の写真、これを見たKさんから頂いたコメントには『この鳥は“さとり”といいます。』とありました。えっ“さとり?”私は一瞬そう思いましたが、もう一度読み直してみると、それはきっと『悟り』の事だと知りました。
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あれから大勢の方の励ましと叱咤激励を頂きながら今に至っています。思えば遠い道でした。連れ合いの突然の死は、この世に地獄があるのなら、目の前にある光景が地獄なのかも知れないと思った程でした。当時の私はその3年前の2009年9月のCDデビュー以来、歌手として更なる飛躍を目指し一目散に駆け上ろうとしていた時期でした。
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独り暮らしはすべての希望を失わせ、半年も待たずして、家中の電気、ガス、水道迄止まってしまいました。貸していたアパート収入も一人去り二人去りと。もう「生きられない!」と思いました。親しかった友人数名にお別れの手紙や電話をしました。最寄駅のホームの最先端から近づいてくる列車をじっと眺めました。かろうじてその気持ちを食い止めたのは家に待っている当時15歳になったトラ吉の存在でした。夫が可愛がっていた茶トラ猫はショックから病気がちになっていました。
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さて、その後の生還までの詳細は今は未だ綴れませんが、当時の私には世間は本当に冷く思えました。孤独死や餓死という言葉ばかりが目に付いていました。そんな私をきめ細かく助けて下さったのは猫友のHNさんとご主人と長年お店経営をしているAKさんでした。お二人の協力がなかったら、当初の危機は乗り越えられなかったと今でも思っています。そして先の見えない満願の日を、私は待ち続けていました(※ここで言う『満願』とは私を襲う魑魅魍魎たちが消滅する日の事です)。
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運命とは何がきっかけで好転する計り知れません。2012年から2年後の2014年2月、大雪の日でした。右足の大やけどが治らない私は雪道を歩く為に『赤い革靴』に足を入れました。かなりの激痛です。しかし大切な外出ですから、何が何でも目的地に辿り着きたいと思いました。すでに愛車もなく、タクシーを利用する余裕もない私、徒歩と電車で目的地へ向かう事にして、トラ吉を残し家を出ました。
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白い雪に赤い靴、家の前の電線には沢山の冬鳥たちが止まって囀っていました。この光景に何となく心が軽くなった私、最寄り駅までは普段の倍ぐらいは掛りましたが、痛みも忘れて歩いたように覚えています。そして上り電車で2つ目、目的の駅に降り立ちました。駅から7.8分の目的地が近づいたとき、その時まさに運命の女神が微笑んだのです。
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その後の私、仕事も軌道に乗り、平穏な日々を送っています。しかし残念な事にあの経験が生かされないのか、未だに迷いが多く様々な煩悩に苛まれています。その時いつも思い出すのが、冒頭で紹介した『さとりちゃん』の事です。何処にいるのだろう~さとりちゃん。家の近くでも時々“さとりちゃん”に似たヒヨドリを見かけますが、私の探す『さとりちゃん』ではないようです。まだまだ人生修行が足らない私です。



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